映画「ジャッジ 裁かれる判事」

ジャッジ 裁かれる判事宣伝があまりされていない映画の中でも良作は多くあれど「ジャッジ 裁かれる判事」はたくさんの人に観てほしい作品のひとつ。

金のためなら、どんな裁判でも請け負う、常勝敏腕弁護士のハンク・パーマー(ロバート・ダウニー・Jr)は、絶縁状態の父ジョセフ(ロバート・デュヴァル)が殺人事件の容疑者として逮捕されたことを知る。判事として42年間も法廷で正義を貫き、世間からの信頼も厚い、堅物を絵にかいたような父親が父が殺人を犯すはずがないと弁護を引き受けるハンクだったが、調査が進むにつれて疑わしい証拠が次々に浮上する。

いわゆる法廷劇(ほうていげき)、リーガル・サスペンスは一定のジャンルとして確立しているが、父子の確執、兄弟間の愛情、裁判の矛盾、などなど言い出したらきりがないくらい様々なテーマが隠されていて見ごたえのある作品だ。
不利な状況の裁判をひっくり返す敏腕弁護士というと日本の堺雅人主演「リーガル・ハイ」が有名だが、上質なミステリーでありながら心温まるラストな涙がでてくる作品はそうお目にかかれないと思う。

ロバート・デュヴァルはこの作品でアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされた84歳。「相続人」「シックス・デイ」「ペナルティ・パパ」などなど、良いお父さん役にはうってつけ。
この良いお父さんにアイアンマンことトニー・スタークを演じるロバート・ダウニー・Jrの組み合わせは、まさに静と動。
ロバート・ダウニーJrの立ち上げた”チーム・ダウニー”スタジオの記念すべき第一作目にこの2人をメインに据えたのは大成功だ。

上映館自体が少なく期間も短いので、もう観れないという方はブルーレイ・DVDを。

 

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