映画「エクソダス 神と王」
旧約聖書の「出エジプト記」の中にある「モーゼ」のエピソードを、「プロメテウス」などのリドリー・スコット監督が描く「エクソダス 神と王」。
モーゼのエピソードの映画化といえば1958年の「十戒」があまりにも有名であり、当然、踏襲している点は多数ある。際立つのはモーゼがめっぽう強いという点。「十戒」ではチャールトン・ヘストンが演じていたが、今作では「ダークナイト」3部作でバットマンを演じたクリスチャン・ベール。アクション俳優か?!と思えるくらい力強く、そして軽快なアクションはまさに現代的であり、観ている人を飽きさせない。
また「十戒」=「10の災い」は視覚効果技術の発展もあるものの、かなり派手な、言い方を変えれば過剰演出。「カエルの大群」「人食いワニの集団」など正直ホラー映画か?と思うくらいグロテスクな部分、さすがリドリー・スコット監督と拍手を送るべきなのか。
聖書の解釈という点ではいろんな人に批判を受ける内容なのかもしれない。しかしながら見事に現代解釈がされていて、モーゼという人物を学べるのは間違いない。
エクソダス:神と王 [Blu-ray]
posted with amazlet at 15.03.09